タクシー・バス乗車中の事故は乗客の過失ゼロ
タクシーやバスに乗車中の事故では、乗客の過失は原則0%として扱われます。運送事業者は乗客の安全に対する高度な注意義務を負っており、自賠責 + 任意保険 + 運送約款上の搭乗者補償から手厚い補償が受けられます。
運送事業者の3つの補償源
1. 自賠責保険
運送業者の自賠責から乗客個人に対して補償。傷害120万円・後遺障害最大4,000万円が上限です。
2. 任意保険(対人賠償)
バス・タクシー事業者は対人無制限プランに加入していることが多く、自賠責の上限超過分も全額補償されます。
3. 運送約款上の搭乗者補償
タクシーやバスは『旅客自動車運送事業運輸規則』に基づき、乗客の傷害に対する搭乗者補償保険に加入する義務があります。これにより通院日数・入院日数に応じた定額の見舞金も支払われます。
⚠ 乗車証明書・領収書は必ず保管してください。後の請求時に乗車事実の証明になります。
事故時の手順
- 1. 警察と救急車を呼ぶ
- 2. 運転手・運送会社の名前を確認
- 3. 乗車証明書・領収書を取得(または記録)
- 4. 当日中に整形外科を受診し診断書取得
- 5. 運送会社の本社・保険会社に連絡
- 6. 弁護士相談(重症・後遺障害の可能性ある場合)
タクシーがほかの車に追突された場合、誰に請求しますか?
加害車両の任意保険と、タクシー側の搭乗者補償の両方から補償を受けられます。乗客はタクシー会社・加害者会社のどちらにも請求可能で、二重受給は問題ありません(補償項目によります)。
領収書を紛失しました。乗車証明はどうしますか?
クレジットカードの利用明細、Suica/PASMOの履歴、配車アプリの記録、防犯カメラ映像などが代替証拠になります。タクシー会社に問い合わせれば運転日報からも確認可能です。
バスの急ブレーキで転倒した場合は補償されますか?
はい、運転手の急ブレーキが原因の転倒も補償対象です。これは正面衝突などの事故と同様、運送事業者の責任になります。




