リーフ鍼灸整骨院
事故の種類医師(整形外科)監修

妊婦さんが交通事故に遭った場合の注意点と施術方法

妊娠中に事故に遭った場合の受診先、できる施術・できない施術、お腹の赤ちゃんへの影響について解説します。

公開: 2026.01.255分で読めます
執筆: 鈴木 美咲鍼灸師 監修: 佐藤 雄一医師(整形外科)
妊婦さんが交通事故に遭った場合の注意点と施術方法

妊婦さんの事故は『母体と胎児の両方』を守る対応が必要

妊娠中に交通事故に遭った場合、まず最優先は産婦人科での胎児・母体検査です。母体への施術にも制限があり、整形外科・整骨院でも妊娠中の特殊性を理解した上での対応が必須となります。

事故当日にすべきこと

  • まず産婦人科で胎児の心拍・状態確認
  • 腹部の打撲があれば必ず腹部エコー検査
  • 出血・腹痛・破水のサインがあれば即119番
  • 母体の整形外科検査(首・腰・四肢)
  • 警察への人身事故届出(診断書必要)

⚠ 事故から数日後でも、流産・早産・前置胎盤などのリスクがあります。1〜2週間は産婦人科での経過観察を続けてください。

妊婦さんの施術制限

  • レントゲン撮影:基本NG(必要時は鉛エプロン使用で慎重判断)
  • MRI:原則OKだが造影剤は避ける
  • 電気療法(低周波・干渉波):腹部・腰部はNG
  • 強い手技・矯正:腹部圧迫を避け、横向き姿勢で軽い手技のみ
  • 温熱療法:高温は避け、温度管理を厳密に
  • 鍼治療:禁忌穴(合谷・三陰交など)は避ける

妊婦さん向けの施術アプローチ

安静と冷温罨法(温度管理した湿布等)が中心。横向き姿勢でできる軽い手技、首・肩のみの優しい施術で症状緩和を図ります。産科医との連携が必須です。

流産・早産が事故と関連する場合

事故後に流産や早産が起きた場合、事故との因果関係が立証できれば重大な補償対象となります。医師の診断書・経過記録が決定的な証拠になります。弁護士相談を強く推奨します。

Q

妊娠初期(〜12週)で事故に遭いました。

A

初期は流産リスクが高いため、特に慎重な経過観察が必要です。産科医から『安静』を指示された場合、休業損害も請求可能です。

Q

事故後の不安で精神的に辛いです。

A

事故ストレスによる精神的影響も補償対象です。心療内科の受診を検討し、症状を医師に詳しく伝えてください。慰謝料の増額理由になります。

Q

出産後の体調回復のために整骨院に通えますか?

A

はい。事故が原因の症状が産後も続いていれば、出産後も自賠責の対象として通院可能です。骨盤調整・腰痛対策など、産後ケアと組み合わせた施術もご提案できます。

参考情報

  1. 日本産科婦人科学会の周産期ガイドライン
  2. 日本柔道整復師会『妊婦施術指針』

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この記事の執筆者・監修者

執筆

鈴木 美咲

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

リーフ鍼灸整骨院グループにて鍼灸施術を担当。交通事故後の自律神経の乱れ・痛み・しびれに対する東洋医学的アプローチを得意とする。

医療監修

佐藤 雄一

医学博士・整形外科専門医

整形外科医として20年以上の臨床経験を持ち、交通事故によるむち打ち症や腰痛の診断・治療を専門とする。当コラムの医学的正確性を監修。

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