リーフ鍼灸整骨院
事故対応医師(整形外科)監修

交通事故の診断書はなぜ重要?取得方法と注意点を解説

診断書がないと慰謝料請求ができない?交通事故における診断書の重要性、取得のタイミング、書いてもらうべき内容を解説。

公開: 2026.01.285分で読めます
執筆: 鈴木 美咲鍼灸師 監修: 佐藤 雄一医師(整形外科)
交通事故の診断書はなぜ重要?取得方法と注意点を解説

診断書は『医学的事実の証明書』、すべての補償の起点

交通事故後に整形外科で発行してもらう診断書は、医師が『あなたのケガは事故が原因です』と医学的に証明する公式文書です。診断書がないと、人身事故への切り替え・自賠責保険の請求・後遺障害認定のいずれも進められません。本記事では、診断書の重要性と取得のポイントを解説します。

診断書が必要な3つの場面

1. 人身事故への切り替え

物損事故扱いから人身事故へ切り替えるには、診断書を警察署に提出する必要があります。診断書がないと人身事故にならず、慰謝料・休業損害の請求ができません

2. 自賠責・任意保険への請求

保険会社に治療費・休業損害を請求する際、診断書が証拠資料になります。『全治●週間』『●●を負傷』の記載が必須で、症状を詳細に書いてもらうほど補償交渉で有利です。

3. 後遺障害等級認定

症状固定後の『後遺障害診断書』は、後遺障害等級認定の最重要証拠です。記載内容次第で14級認定、12級認定、非該当が分かれるため、医師に詳細な記載をお願いしましょう。

⚠ 診断書は事故から2週間以内の取得が望ましいです。それ以降の受診だと『事故との因果関係なし』と判断されるリスクが高まります。

診断書取得のポイント

  • 事故から72時間以内に必ず整形外科を受診
  • 症状はすべて医師に伝える(首だけでなく腰・頭痛・しびれも含めて)
  • 『全治●日』の日数記載があるか確認
  • 症状が増えたら追加診断書の取得を依頼
  • 診断書発行費用は4,000〜6,000円(後で保険会社から精算)
  • 原本を必ず保管、コピーを保険会社に提出

診断書でチェックすべき記載項目

  • 傷病名(むち打ち症ではなく『頚椎捻挫』『腰部挫傷』等の医学名称)
  • 受傷日(事故日と一致しているか)
  • 初診日(事故から何日後か)
  • 全治見込み期間(『全治●日』『●週間』)
  • 症状の詳細(首痛、めまい、手のしびれ等の具体的症状)
  • 受傷部位と程度
Q

診断書の発行費用は誰が払いますか?

A

いったん患者が立て替えますが、後で相手保険会社から治療費の一部として精算されます。領収書は必ず保管してください。

Q

事故から数週間経ってから症状が出てきました。今からでも診断書はもらえますか?

A

事故から2週間以内であれば、整形外科で受診して診断書を取得し、人身事故への切り替えが可能です。それ以降だと因果関係を疑われやすいですが、症状の経過記録があれば認められるケースもあります。早期に弁護士相談を推奨します。

Q

診断書に書かれていない症状は補償されませんか?

A

原則として診断書に記載がない症状は補償対象外になります。症状はすべて初診時に医師に伝えることが重要です。後から症状が増えた場合は『追加診断書』を取得しましょう。

参考情報

  1. 警察庁『交通事故の届出と人身事故への切り替え』
  2. 医師法第19条(診断書交付義務)

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この記事の執筆者・監修者

執筆

鈴木 美咲

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

リーフ鍼灸整骨院グループにて鍼灸施術を担当。交通事故後の自律神経の乱れ・痛み・しびれに対する東洋医学的アプローチを得意とする。

医療監修

佐藤 雄一

医学博士・整形外科専門医

整形外科医として20年以上の臨床経験を持ち、交通事故によるむち打ち症や腰痛の診断・治療を専門とする。当コラムの医学的正確性を監修。

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